ロシアの情報機関が東京オリンピックにサイバー攻撃
ロシアの情報機関が東京オリンピックパラリンピックの大会関係者らにサイバー攻撃を仕掛けていたことがわかりました。これはイギリス政府が19日明らかにしたもので、ロシアの情報機関である gru (軍事情報局)が、東京大会の延期が決まる前に主催者やスポンサー関係者らを対象にサイバー攻撃を仕掛けたという事ですただ。
攻撃の手法や範囲についての詳細は明らかにされていません。また2018年に韓国のピョンチャンで行われた冬季オリンピックの際には、同じロシアの情報機関が大会関係者だけでなく、放送局や競技会場にもサイバー攻撃を仕掛けたということです。一方加藤官房長官は会見で
個別事案にコメントは避けたい
とした上で次のように述べました。加藤長官はその上で
東京大会の成功に向けてサイバーセキュリティ対策をしっかりと推進する
と述べました
GRUはアメリカの大統領選挙にも介入し、トランプ陣営とデータをやり取りしていた
GRUといえば、昔のソビエトのスパイ組織、KGBとはちょっと違うのですが、ロシア軍の中にある情報操作やハッキングを主な任務にする部隊です。2016年のアメリカ大統領選挙でも、トランプ陣営とイギリスの情報会社CAケンブリッジアナリティカを通じてアメリカの有権者の情報をロシアに渡したことや、GRUがフロリダ州などの投票システムにハッキングしたことが明らかになっています。モーラー前FBI長官も、特別捜査官として、GRUの隊員、十数人を起訴しています。
バー司法長官がこのモーラー報告書に関連する裏づけ証拠を見せるのを、普段、軍事情報や国家機密を扱う議会の情報委員会非公開会合にすら見せるのを拒んだため、弾劾裁判にはいたりませんでしたが、明らかに証拠隠しです。
2020年の大統領選挙でも、フロリダ州で異常な選挙人登録の増え方やトランプ票が増えている群があり、今後、綿密な調査が行われれば、フロリダ州知事や選挙を管理する州務長官と選挙システム会社の間の贈賄などと一緒に、トランプ陣営の不正投票が明らかになっていくでしょう。